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マイクロフォーサーズアダプタ、DMW-MA1の小改造
過去記事からも分かりますように、うちにはLumix GH1がありまして、大変重宝しております。しかし普通のフォーサーズのレンズを付ける気がなかったのでDMW-MA1は暫く買ってませんでした。オリンパスのMMF-1が出るという話の時になって、どちらでも松レンズでAFは出来ない(ボディ依存:E-Pxは出来ます)と聞いたのでさっさとDMW-MA1を買いました。(それもだいぶ前ですが)

というか本命はフォーサーズアダプタ/フォーサーズに改造したレンズを使いたいから、なのですが…
で、暫く使っていたのですが、他のサイトでも指摘されているようにDMW-MA1はフランジバックの違いより若干短く作られております。おそらくコントラストAFを想定していないレンズでAFを行う際のマージンを見越してのことかと思いますが、マウントアダプタを重ねるときは∞がずれてしまうので大変不便です。マウントアダプタのマイクロ用をわざわざ買い直すのもなんだなぁ、と考えるうち、こっちを改造すればいいや、ということに至りました。

具体的にはフォーサーズ側のフランジを外してスペーサーをかませるだけです。

ワッシャーとかでもいいんですが、結構スペース的に狭いので写真のように処理しました。台所用のアルミテープを2枚重ねてネジ穴の左右に貼り付けているだけです。(私が使っているのは工業用で台所用のではないのですが…まあものは殆ど同じです) 台所用テープはダイソーあたりでも十分買えます。厚さはアルミ自体が50μm、接着面含めて100~120μmが主流のようです。(上記写真のものは50μm、全厚さ100μm品)厚みは箱に書いてあることが多いです。

台所用アルミテープはなかなかの優れ物で、アルミフォイルよりは厚いですが弱めの接着剤が付いており、固定に向いています。基材がアルミなので樹脂テープで厚みを稼ぐより確実です(接着剤面があるので万全、とは言えませんが)し、締めこめば変形してある程度潰(して薄くする)すこともできます。上記例でも2枚を押さえずに貼ると少し厚すぎますが、ネジで締めて調整していくことができます。締めすぎたら貼り直せばいいだけですし。不要になった時はすぐに戻せるのも利点です。


解放ではオーバーなのでF2ですが、回しきって∞になるのはやっぱり楽ですね~

で、気になる点としては普通のフォーサーズレンズで不具合が出ないか?ですよねやっぱり。少なくともうちの手持ちのレンズで不具合が出るものはないです。ですがあくまで仕様外ですし、軽改造とはいえ改造に当たりますので動作保証できませんし、ネジをあけるためメーカー保証もなくなる点はご留意ください。
また、フォーサーズアダプタも個体差(?)があるため、今回のはあくまでうちの近代インターナショナルのY/C-フォーサーズアダプタであわせた結果です。お手持ちのアダプタに合わせるのが妥当かと思います。(安物の中国製のミノルタMDアダプタはこれ(調整後)でちょっとだけオーバーインフでした。Fotodioxのも持ってるので後で様子を見てみます。)

実際に実施される場合の注意点としては、上でも書いてますように締める力が違うと厚みが変わってしまう可能性があるので4本のネジは均等に締めて下さい、ということくらいです。∞を拡大フォーカスして、足りなければ少しずつ締めて、を繰り返すのが一番安全です。あ、ネジ締めの基本、対角線締めも忘れずに。よほど片方だけぎゅうぎゅうに締めたりしなければ大丈夫だと思いますけどね…
# by yoko_tomo | 2009-12-25 11:37 | 工作あれこれ
CONTAX Gマウントレンズの改造解説(3) マイクロフォーサーズマウントの製作
最後はB.マウントの加工になります。

1.マウントに使う部材
 マイクロフォーサーズマウント部で入手しやすいのはトミーテックのBORGパーツですので、これを使います。種々試行錯誤の結果、写真1のマウント(5011)とアダプターM(7000)を使うことにします。

合体させると写真1の右のようになります。このうち、黄色で囲んだ前方のねじの部分をバッサリ取り除きます。

2.部材加工
 バッサリ取り除いて面出しして再塗装したものが写真2になります。

と書くとあっさりですが、切断なり研磨なりで取り除くのは結構手間です(今回はざっと切断して研磨しています)。研磨の際は片減りがないよう(周で同じ厚さじゃないとレンズが傾いてしまう)にするのがポイントなので、最低でもノギスは欲しいところです。うちの場合なぜか手元にあったのでデジタルマイクロメーターで計測しています。きっちり同じにはならないと思いますが、そもそもカメラのレンズの要求精度はそこまで高くはない(はずな)ので割り切りが必要です(笑) 最低限右半分や下半分が反対側より明らかに厚い、薄いというのがないようにしましょう。厚さですが、ねじ込み部の出っ張りがちょうどなくなっていればOKです。

3.ねじ開け
 ここからはレンズの加工が終わって仮組みしてからになります。ですので、ここの時点でレンズのMF化の加工は終わっているものとして下さい。7000と5011を合体させてカメラ本体に取り付け、その前方に加工の終わったレンズ本体をあてがって「上」を7000にマークします(レンズが正常に加工されていれば絞り指標が真上です)。 レンズ本体からレンズマウント部のアルミ部材を外し、7000と5011をばらして7000だけにしたものの上に載せます(裏表を間違えないように)。上と中心を合わせてねじ穴の位置を決め、ねじ穴加工します(写真3)。

レンズの仕上がり精度にもろに効いてきますので、ここは丁寧にやりましょう。7000はねじ穴が内側ぎりぎりになってしまうので刃先が逃げないようにハンドドリルで加工するのは難しく、ボール盤やドリル台がいるのではないかと思います。取り付けねじはM1.7(1.6かもしれませんが)なので最終的に2mmの穴をあける必要があります。7000のねじ穴の位置が5011との接合部のねじ山の真上にくるので、レンズ本体との接合部から加工します。加工が終わったら反対側からねじの頭が入るようにφ3~4mm程度で半分くらいまで掘り込みます(写真4)。

加工自体はこれで終了です。7000をレンズ本体にねじで締めこんでみて、浮きがないか、中心があっているかを確認しましょう。横方向はずれていれば穴を横に広げてねじの締め具合で調整することもできます。ねじを締めた状態で7000と5011が元通りの位置で勘合するかも要チェックです(ねじの頭が出っ張っているとこれがずれてしまう)。

 これがクリアできていればあとは無限の調整だけなのでもう完成も間近です。レンズを元通り組み立てて、試写してみましょう(写真5)。

フォーカスを両方目いっぱい回しても無限でピントの合うところがない場合、7000をさらに薄くする必要があります。回しきる前に無限が来る場合はレンズブロックの後ろにあった真鍮もしくはアルミ板の所に同形のスペーサーを足して調節します。説明の手順どおりに加工していればここに薄板もしくはアルミ箔数枚程度であうようになっているはずです(写真6は完成状態)。



ちなみに距離計を無視してマウントが手に入ればMマウントにもできるんじゃないかと思います。
うちにMマウント機がないので確認のしようもありませんが。
# by yoko_tomo | 2009-07-17 12:58 | 工作あれこれ
CONTAX Gマウントレンズの改造解説(2)-2 GマウントレンズのMF加工(2)
引き続きレンズ本体の加工です。

5.接合部品の製作
 これは説明しにくいので写真を見て頂くのが一番だと思いますが、フォーカスストッパーのねじを外側まで延長できるものに交換し、鏡筒外周のリング部とつなぐ金具を製作します(写真10)。

フォーカスストッパーにつなぐねじを立てる部分とリング部とのリンク用のねじを2か所あけてあります。リンク用のねじが2本なのは、ねじれて緩むのを防止するためです。これをリング部以外組み立てて、接合用のねじ穴の位置をリング部に読んで穴開け加工をすれば終わりです。他の加工は見た目に出ないものが大半なのですが、ここは見た目に効いてくる上に非常に薄い所に詰め込んでいるため、慎重に加工してください。加工が終わったら組み立ててみて、無理はないか、スムーズに動くかを確認しましょう。

写真11の時点で金具の形が変わっていますが、引っかかりを防止するためです。この辺りは組み立ててみて、どこか悪いとこはないかをよく観察して調整しましょう。

6.組み立て
 後は組み上げるだけなのですが、注意点としてはリング部と接合金具の連結用のねじは長いとだめな(鏡筒本体に引っかかる)ので、できるだけ短いものを使用します。それでもねじを切っている厚さが薄く力がかかるには少々厳しいので、ねじ止め剤の利用を推奨します。そしてねじのねじ込み具合は必ずしも締め付けないで好い塩梅で止める、ということも必要です。引っかかったりそもそも止まったりする場合、接合金具周りの不具合がほとんどです。よくチェックしましょう。レンズ本体を戻す前に、動作がスムーズかを入念にチェックしておきましょう。ここをクリアすれば、出来たも同然です。
# by yoko_tomo | 2009-07-17 12:47 | 工作あれこれ
CONTAX Gマウントレンズの改造解説(2)-1 GマウントレンズのMF加工(1)
(C.レンズの加工になります。B.と逆順にする予定でしたが、写真の準備ができましたので。)
 肝となるCONTAX GマウントレンズのMF化加工です。(1)でばらしていること前提での説明となりますのでご留意ください。加工自体は大したことないのですが、説明する必要のある部分が多く若干煩雑ではありますがご了承ください。

1.勘合位置の調整
 元々鏡筒外周はレンズの締めこみ部として回るため、レンズマウントの可動部としか繋がっていません。これを鏡筒本体に固定しないといけないので、位置決めを行ってねじ穴をあけ、固定する必要があります。鏡筒の固定位置は写真1を目安にして頂ければよいかと思います。

分かりやすいようにマジックで線を引いていますが、表面加工がされておりすぐに取れますので大丈夫です。ほぼこの延長線上(レンズが固定された時の直上)に1個、そこから左右下方に1点ずつの合計3点にM1.4のねじ穴を立てて固定しています。目安としては、マウントのフランジ面部材が4か所ねじで固定されていますのでその付近で少しずらしたところ、という感じです。同じところだと強度的に不安ですし、ここから外れたところはねじを立てるところが十分に取れません。具体的には、

  外周と本体を希望位置で接合(手で押さえてもテープ等で仮止めしてもOK)したまま1.1mmφで
  貫通させて位置をとる。
  →部材をばらして本体にM1.4でねじを立てる。
  →外周部の貫通穴を1.5mmφで拡張し、沈頭できるように表面だけ2.0~2.5mmφで削る。

という手順になります。最後の沈頭穴を削りすぎないように注意。

2.ヘリコイド可動範囲の確認、加工
 勘合位置が決まったら、そのまま外周を引き抜いてヘリコイドのストッパーの可動域を外周に読み取ります(写真2)。

最終的に連結金具を使って回しますので、若干広めに読んでおく必要があることに注意します(写真2の外の線)。読みとったらばらして写真3のように可動域に当たる範囲で2ピースのリング部で隠れるところの後ろ半分くらいの範囲をマークします。

そしてここを削り取ります(写真4)。

削り取った部分の裏も写真5を参考に薄くしておきます。
ここを接合金具が通ります。削った後リング部を戻してスムーズに回転するか確認しておきましょう。バリが出ていると引っかかります。


3.外周結合穴の加工
 鏡筒前方から延びるステーと鏡筒外周が2層になるところで3か所ねじ止めしてあるところがあります。リング部もこれで固定されていますので、回るようにするにはここを加工しないといけません(写真6)。

鏡筒外周の2つの部材のねじ穴を、ねじの頭が貫通できるまで拡張します(2.0~2.5mmφ、使うねじによります)。最後に鏡筒前方のステーのねじ穴の表側だけを上と同じドリルで削ります(写真7)。

ここも削りすぎると止められないということになってしまいますので注意してください。3個の部材を鏡筒本体に仮組し、ねじを締めてリング部がスムーズに回るかチェックしてください。削りが足りない、締めこみが足りないとひっかかります。

4.鏡筒本体の加工
鏡筒本体も接合金具が通れるように加工しないといけません。写真8の丸囲み部の出っ張りが邪魔なので、ここの出っ張った部分だけを削ります。

やはり接合金具が通る都合、ストッパーの可動域よりも広めに削っておく必要があります(写真9)。


これで主な加工は終わりです。長くなりましたので、(2)-2で残りの加工を説明します。
# by yoko_tomo | 2009-07-16 12:40 | 工作あれこれ
Biogon 28/2.8 再テスト
Biogon 28/2.8の再調整後のテストを行っていませんでしたので実施してみました。
上段から端部、中央部、中間部です。中間部は面倒だったので間引いています。またLumix G 14-45の解放と比較しています。



ぱっと見F=5.6で遜色がないのではないかと思います。これでも周辺はやや甘く、純正レンズと同等になるには前回の結果と同じくF=8~11程度かと思いますが周辺画質を重要視するかなかなか難しいところです。周辺にある程度目をつぶれば、F=4.0から問題ないかと思います。



50mm前後の画角って難しいですよね。それだけ奥が深いとも言えますが。
LumixGレンズの歪みと色収差には後補正が入っていることを考えると、レンズの設計の方向性の違いが表れている、とも考えられます。
# by yoko_tomo | 2009-07-16 11:37 | レンズお遊び
時の流れ

D-LUX 4 F=2.0

 突然ですが、鉄道は結構好きです。旅行に行って泊るのは落ち着かないのであまり好きじゃないのですが、旅行自体は好きです。(※鉄道に詳しいわけではありませんので先に断っておきます。)

 何気に駅のホームをみると、歴史が刻まれていることが分かります。生家の近くではないので流石に一番下の石の段の時は下りたことがありませんが、客車時代のものでしょう。その上のブロックは電化して電車になったために嵩上げされているようです。一番上の薄い段は最近積まれたものですが、車内との高さの差を減らすためのバリアフリー化でしょうか。(2段目の時も車内からは、降りる、という感じでしたから。)
それぞれのレベルでホームに上がる避難経路がずれて設置されていて、それぞれがその時々でちゃんと機能していたことを物語っています。普段何気なく使っている駅も、和服を着た人たちが混じり、機関車が引く客車に乗り降りしていたころの軌跡が残っている、と思うとなかなか感慨深いものに感じます。
# by yoko_tomo | 2009-07-14 12:35 | 下手スナップ
Coffee Break
まだ一部ではありますが、改造記事書いて疲れたので本来の写真でも。


Carl Zeiss Planar 45/2 G F=2.0 w/ Lumix GH1

全体的にやや薄曇りだったのでカラッと感が少ないのが残念ですが、解像力の高さ、収差の少なさは特筆ものと思います。専用レンズ、といわれても納得できるレベルではないでしょうか。



Carl Zeiss Biogon 28/2.8 G F=2.8 w/ Lumix GH1

Biogonはm4/3改造するとかなり癖玉になりますが、ピントが合っているところの解像度、鮮烈感は拡大表示しなくてもゾクっとくるものがあります。これ1本でぶらつくこともありますが、街角スナップなどには最適だと思います。
# by yoko_tomo | 2009-07-14 12:17 | 下手スナップ
CONTAX Gマウントレンズの改造解説(1) レンズの分解
 CONTAX GマウントレンズはGシリーズのAF専用ということで転用が難しく、その高性能さとは裏腹にごく一部以外では見捨てられた存在となっています。Sonnar 90/2.8はレンズ後端からフィルム面までの距離が長く一眼レフ用に改造できるため(+本来の本体、特にG1でピントが合い辛く使いにくいため)M42マウント改造が流行っているようですが、標準域のレンズはそういうわけにもいきません。現在、宮崎光学というところでLeica Mマウントへ改造を行ってもらえますが結構高い(改造費用4.5万円くらい)のと、まったく別のルックスになってしまうので寂しいところです。それだけ出すならCOSINAのCarl Zeiss ZMレンズ買ってもいいですよね。

 当WebではGマウントレンズの中でも評判の良いPlanar 45/2をなんとか使えるようにできないかと考え、メガネレンズを併用することによりM42マウント化(正確にはフォーサーズマウント化ですが)を実施しました。かなりの高性能かつ艶やかな写りで大変良いのですが、マイクロフォーサーズ規格が発表されて補正レンズなしでもそのままでも付きそうな雰囲気になりましたのでいっそのこと専用に改造してみることにしました。

 先にばらした経験から、絞りリングの後ろの刻みが入っている部分はボディと別パーツになっていることが分かっています(Panar 35, 45, Biogon 28で確認。Sonnarは違います)。ここをうまく改造すれば見た目を崩さずにMF化できるのでは?と思ったのが事の始まりです。既に前述の3レンズを改造しておりますが、万人にお勧めできるのはPlanar 45/2かと思います。マイクロフォーサーズはレンズラインナップが少なく、特に単焦点は少ないので90mm相当の中望遠、ポートレートレンズとして最適なのではないかと思います。フィルムカメラ時代の85mmレンズと同じくらいですよね。(個人的にはSonnarの180mm相当の望遠もかなり便利ですがかっこいい加工が思いついていないので今回はパスしています。)

 記事を書くといいながら延び延びになっていたので3分割で書くことにします。A.レンズの構造解説、B.マウントの加工、C.レンズの加工の予定です。B.とC.は逆のような気もしますが、手元の写真にC.のやつがなかったのでこの順序にしています。分かりやすく選んだため自分用Planar 35/2の写真と加工を頼まれたPlanar 45/2の写真が混在していきますがご了承ください。本記事はとりあえずA.をカバーします。


1.レンズマウント部の取り外し
レンズをひっくり返すと写真1のようになっています。

このうち、赤矢印の4本と、黄色矢印(ボディ横)のねじ3本を外すと写真2のように分離できます。

下のほうに転がっているのはロックピンです。橙色のねじ2本を外すとAFカプラーのカバーが、緑矢印のねじを外すとプラスティックの飾り部が、青矢印のねじを外すとマウント基部が外れます(写真3)。

ここでAFカプラー(青丸)をとっておいたほうがいい気がしますが、あっても問題ありません。つまり青矢印のねじ自体外さなくてもOKです。ROMにつながるケーブルが見えますが、はずすのが面倒なのでこれもそのままでもOKです。青矢印のねじを外したならもう一回締めてひっくり返します。

2.レンズ飾りリングの取り外し、レンズボディの分離
レンズの飾りリングは外したことがある人なら大体わかりますが、一般的なレンズと同じねじ込みです。しかし意外と手では回らないもので、ゴム板と丸い押さえは必須と思います。うちは径にかかわらず作業できるように写真4のような形のものを2枚用意しています。

レンズ径から今回はふりかけのふたを使用しました。
レンズの周りの白矢印のねじ4本を外すとレンズ先端のガード部とレンズボディがぽこっと取れます(写真5)。

ボディによって取れ方が違いますが、Planar 45なら絞りを5.6にしたら取れると思います。Planar 35, Biogonは普通に取れたような気がします。これも分解経験がある人には説明不要ですが、レンズの後ろの真鍮リングは無限調整用のもので個体によって数が異なります(アルミの場合もあります)。外したレンズボディは加工が終わるまで別に保管しておきましょう。

3.鏡筒の分離
鏡筒の外周のねじ3本を外すと鏡筒先端部が抜けて、次いで絞りリング、鏡筒外周部が前方に抜けます。絞りリングが外れにくい時はヘリコイドを繰り出せば外れます。外すと外周部が2ピース構造になっていることが分かります(写真6)。
ここがキモになってきます。


記事が長くなるので今回は分解までです。この後各部材を加工に入ります。
# by yoko_tomo | 2009-07-14 11:54 | 工作あれこれ
ついに… Planar 35/2と Biogon 28/2.8再調整
本業が忙しくて全く放置していますが…
うかうかしてるとE-P1なるものが出ているようですね。CONTAXのGマウントレンズはE-P1のようなもの
にこそ似合うような気もしますが、とりあえず今のところ見送りです。(お金がないともいう)
Lumix G1しかなかったならE-P1買ったと思うんですが、GH1→E-P1に買い替える積極的なメリットが
あまり感じられない、というのもあります。欲しくなくはないのですが、少し待ちです。

で、その間にGレンズで未実施であったPlanar 35/2に手をつけてみました。換算70mmってあまり使わ
ないかな、と思ってやってなかったんですが、マウント改造部品に調達しやすいものを検討していたので
そのテストとして改造してみました。



マウント基部はこの部品配置でいければ安定して作れそうです。実はこれ自身は久々の改造でちょっと
失敗しているのですが…(笑) まあ使えればおっけー、ということで。
(実は既にここを見ていただいた方から頼まれ改造も受けてます(笑))

折角なので記念撮影。


あとはどう考えても無理なHologonとBiogon21, Vario-Sonnarがありますが、VSは焦点域的に
あまりメリットがないですし、むちゃ高いです。機構も複雑そうなのでパスということで。Biogon21は
一時期乗り気でしたが、やはりこちらも高い(最低でも4万以上)のと、m4/3レンズで20/17mmが
出ますので無理して作らなくてもいいかな、ということでパスしてます。

ということで実質これでフルラインナップかな、と。
E-P1がこのレンズラインナップ(ZEISSでなくても)で発売されてたら即買いしてました(笑)


Planar 35/2 F=4

晴天下では解放で撮れないのでなんですが、よく考えたら解放で四隅まできっちり写るのを望むような
撮り方は普通しないので、これはこれでいいのでしょう。

あ、ちなみにBiogon 28/2.8もついでに再調整してみました。

Biogon 28/2.8 F=2.8

Planar 35/2を調整していた時に気付いたのですが、P35, B28では像面湾曲というか中心と周辺部
でピントのあう位置が異なるようです(Biogonは回転で2mm位?)。これは一眼でも超広角レンズ
(Sigma15mm等)をDSLRで使うときには出るようなので、光軸が斜めに入ると素子前のフィルター
を通る光路長に差が出て、その影響でずれが生じるのではないでしょうか。
ということで前回は中心をギンギンに合わせたため周辺のボケが大きくなっていたと思われるので、
そのあたりを中庸に調整してみました。やはり周辺はやや流れますが、なかなか悪くないと思います。
F=4か5.6位まで絞れば問題ないでしょう。これで標準レンズとして使えそうです。

Biogon28の中心の解像度はかなり来るものがありますし、Planar45は解放から問題なしのほぼ
万能選手です。Sonnar90はきれいな改造が出来ませんが、ポケットに入る望遠として非常に便利です。
m4/3にGレンズはどれもなかなか相性が良さそうです。
# by yoko_tomo | 2009-07-04 15:13 | 工作あれこれ
Biogon 28/2.8 and Planar 45/2 テスト
引き続きまして残り2本のテストををば。
遠景を撮ろうにも中々晴れなくて、近距離を撮るには夜しかあいてないということでなかなか撮れてませんでしたが、本日晴れましたので撮ってみました。

まずはPlanar 45/2から。
このレンズのSpecsheetのMTFは4.0で撮ってありますので解放と4.0で。


F=2.0(1/2縮小)

F=4.0(1/2縮小)

中央部と周辺部の等倍比較。

キットレンズでカバーできる焦点距離なのでキットレンズの解放とも比較しています。またNDフィルタがなかったので解放では露出オーバーですのでご了承ください。
(普通の)4/3改造の時も思ってましたが、流石解放から十分な解像力を見せてくれています。遠景ではよくわかりませんが、濡れた感じの生き生きした描写が得意です。CONTAX G専用ということもありあまり評価されていませんが、ZEISSのレンズの中でも優秀なほうに入ると思います。古い設計のY/Cレンズよりは良いですし、コシナツアイスはちょっと現代的過ぎる写りなので。ZAレンズはあまり深く使ってないのでわかりませんが…

あとはLumixGレンズと比較すると無限遠ではちょっと画角が狭いですね。P45が狭いのか、キットレンズが広いのかまでは比較していませんが。P45のF=4.0とキットレンズの解放が大体同じくらいの解像でしょうか。それでF=2から使えますので十分な性能ですね。つけっぱなしでこれ一本も面白そうです。


さて、次に問題のBiogon 28/2.8

F=2.8(1/2縮小)

F=8.0(1/2縮小)
(Specsheet上は5.6が最高値のようですが、比較画像からF=8.0を選んでます。)

中央部と周辺部の等倍比較。

改造の記事から何回も指摘しているように、中央部は解放から十分すぎる解像度ですが、周辺が厳しいです。まるでワイコンを使った時のようですね。絞れば収まってきますので、やはり斜入射の問題かな、と思います。なんかこういうフィルターありましたよね(笑) 実用域としてはF=5.6~16の間でしょうか。

S90用の長いフードをつけて、後玉の周りをシャッター前まで斜光しても殆ど変わりませんでしたので鏡筒内部反射の線は薄いでしょう。56mm相当と標準レンズ的に使うにはいい塩梅だけに、惜しいです。
…とこれをガラクタと考えるかどうかは考え方次第でしょう。中央部はよく合っているので日の丸構図(笑)であれば大して気にならないと思いますし、Mマウントの大口径や広角なんて昔はこういうレンズざらでしたから、これも味として見れば楽しくなってきます。コシナツアイスのBiogon28はデジタル向けに光路を再設計したといってましたから、この辺が効いているのかもしれませんね。で、それを10万出して買うか?と言われれば否ですが(笑) G Biogon28/2.8は1.5万円も切って1万円になろうかという値段です。ロシアレンズでさえもっとするかもしれませんし。


CONTAX Gレンズに言えることは、性能がどうのというよりも、持ち出して使ってみたいな、と思わせる造りの良さにあります。今だったら間違いなくエンプラだよな、ってパーツもほとんどアルミ合金製ですし、部材の造形、勘合の良さ等(時代に合わせた部品の合理化具合も)気合が入っていることがわかります。GシリーズはHologonが本社からの提案だったという噂もありますし、ZEISS本社も本気だったのでしょう。当時の値段でさえこれで利益あったのか?と思います。今なら倍の定価はつけるでしょうね。
少なくともPlanar 45/2, Sonnar 90/2.8は改造して使っても不満はないんじゃなかろうかと思います。改造概要は今まとめ中ですが、みなさんもれっつトライ!(笑)
# by yoko_tomo | 2009-01-24 13:14 | レンズお遊び

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